さよならMZ-1

先日、最近使用していなかったポータブルMDレコーダーを動かしてみました。
スロットにMDを挿入したときに「ガゴゴッ」とイヤな音が．．．
慌ててイジェクトボタンを押したんですが、もうMDは出てきません。
しょうがないので、バラしてMDを取り出しつつ、内部の機構を確認したところ、
イジェクト機構のギア関係がダメになっちゃった感じ。
もう、部品もないだろう製品なので、あきらめて廃棄することにしました。

ソニーがポータブルMDレコーダーとして一番初めに発売したMZ-1という機種で、大きさは
CDケースをひとまわり小さくした程度、厚みと重さは辞書なみのゴツイやつです。
もう20年近く前のモノですが、MD規格の旗振り役･ソニーが最初に作ったレコーダーですから
大変気合いの入ったつくりで(電源は動作電圧10.5Vもあって音質もかなり良かった。ほんとに。)
ライブ演奏の録音等にとても重宝していました。
最近まで(バッテリーはともかく)無事に動いていたのですが...
ここのところ作動させていなかったので、いつ逝ってもおかしくない状況ではあったんですが
いざそうなると悲しいですね...

ついでにプレーヤーの方も動作確認したら、こっちもアカンかった...

MD自体はまだ再生する環境があるので、以前録音したものはなんとかなりますが
早い内に全部のデータを他メディアに移しておかないといけないですね。
カセットテープとデジタルメディアとの間の短い期間ではありましたが、お世話になりました。
安らかに眠ってくださいませ。